トロピカルKISS(全3話)のレビュー

4.0
エロアニメ

開始早々、いきなりモテまくり状態ではじまるこのアニメ。

特に何の説明もないまま始まるので、私を含め、原作のゲーム版をプレイしたことが無い人にとっては、ちょっと分かりづらい作りになっているのですが、見ている内に女の子たちの可愛さにどんどん惹きつけられてしまって、仕舞いにはそんな事どうでもよくなってきちゃいました。

眺めているだけで楽しくなる、そんな感じの萌え系エロアニメです。

1話完結型です

幼馴染キャラ・日向花火ちゃん

様々なプールが何個もあるリゾート施設(ウォーターパークと呼ぶんですね。初めて知りました・・・)のアロハ(A・LO・HA)で働く男女の恋愛模様が描かれている本作。

いわゆるハーレムアニメということで、私はてっきりこのアニメでも、主人公が次々と違う女の子たちとエッチしまくるものだと思い込んでいたのですが、今回は良い意味でその期待は裏切られました。

1話ごとに、原作のエロゲーでいうところの個別ルートが描かれていて、他の女の子とのエッチはあくまでも別ルートという扱いになっていたのです。

おかげで何度もはじめから物語を見ることができて、その分、原作をプレイしていない私でもどうにか内容を理解することができたのだと思います。こういった形式のアニメ化も、十分アリだなって感じました。

日常シーンも充実しています!

ドジっ子キャラ・葵祭ちゃん

また本作は、昨今のエロアニメとしては非常に珍しい、エッチシーン以外の日常シーンにもたっぷり時間を割いている作品で、感覚的にはまるで普通の(全年齢向けの)萌えアニメを見ているかのような気分にさせてくれるアニメでもあったのです。

一昔前までの18禁アニメでは、ヒロインとのセックスシーンは物語の後半に入ってから出てくるのが当たり前でした。

より深くキャラクターのことを知ってからエッチシーンを見ることで、興奮度も何倍も高まってくる・・・。そういった「ある種の趣」みたいなものがあったのですが、このトロピカルKISSでもまったく同じような感覚を味わうことができて、なんとも良い感じでした。

残り2人の個別ルートも観てみたいです

ツンデレキャラ・氷室立夏ちゃん

だからといって、決して淡白なエッチシーンではありませんので、その点はどうぞご安心ください。時間は確かに短めですが、セックス描写は今風の濃厚なもので、個人的には十分満足のいくものでした。

第一話では日向花火(ひなたはなび)ちゃん、第二話では葵祭(あおいまつり)ちゃん、そして第三話では氷室立夏(ひむろりっか)ちゃんといった具合に、3人の女の子との個別ルートは済んでいますが、まだ水無月泉(みなづきいずみ)ちゃんと早乙女凪(さおとめなぎ)さんの2人が残ったままなので、今後のアニメ化にも大いに期待したいところです。(波城)

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